JAにいがた南蒲(新潟県三条市興野3)の特産のモモの出荷が5日、始まり、早生品種の「日川白鳳」525kgを出荷した。
初出荷は昨年の9日より4日、早かった。加茂市のJA須田選果場では、朝から栽培農家が次々とモモを持ち込んだ。作業員が目視と光センサー選果機で糖度や熟度、果実内部の腐敗など品質を確認して規格ごとに選別し、段ボール箱に詰めた。
ことしは雪による枝折れや春先の霜があったが、収量や玉太りは平年並みを見込む。梅雨時期だが晴れ間もあり、糖度もよい仕上がりになっている。
JAにいがた南蒲管内のモモは三条市、加茂市、田上町で栽培され、須田選果場に集約される。「JAにいがた南蒲天果糖逸(てんかとういつ)出荷販売協譲会」の約200会員が出荷し、栽培面積は約40ヘクタールになる。
今後は「日の出」、「あかつき」、「なつっこ」などの品種をリレーしながら9月までに約300トンの出荷を見込んでいる。