春と秋の交通安全運動の間の交通安全の呼びかけになればと、新潟県警燕署(渡辺将署長)と燕市交通安全協会は5日、燕署1階ロビーで小学生による交通安全祈願七夕飾りイベントを行った。
ロビーに2本のタケを立て、燕市立燕東小学校の3年生47人が交通安全とそれ以外の好きな願いを短冊を1枚ずつ用意し、代表の3年生男女4人が三条署員らにも手伝ってもらってタケに下げた。
「交通安全をまもる人が、もっといっぱいになりますように」、「じこにあわずに安全にくらせますように」や「あおり運てんが少なくなりますように」と時代性のある願いも。「カーレースのプロになりますように」、「プールでうまく泳げるように」、「コロナがおさまりますように」、「頭がよくなりたい」と無邪気な願いもたくさんある。
県内でも交通安全祈願七夕飾りイベントを行っている警察署はあるが、燕署では初めて。今春、燕署長に着任した渡辺署長の発案で行った。春と秋には交通安全運動があるが、夏はその端境期でもあり、燕署の広いロビーを活用して交通安全を呼びかけようと企画した。
千葉県八街市で小学生の列にトラックが突っ込んで児童5人が死傷した交通事故発生したばかりで、「やっぱり大人が子ども守ることが大事。梅雨時で天候も悪く道路状況も悪いので、ぜひとも安全運転で気をつけてくださいと、いいチャンスなのでイベントをさせもらった」と話していた。七夕飾りは、七夕の7日をはさんで9日までの5日間、展示している。