新潟県内での自治体でも新型コロナワクチンウイルスの接種が早く進んでいる弥彦村では、隣接自治体のワクチン接種も受け入れており、9日、10日は燕市が弥彦村で市内小中学校教職員や保育園保育士ら約1,000人を対象にワクチン接種を行っている。
弥彦村が自治体のワクチン接種を受け入れるのは、28日から30日まで3日間の新潟市に次いで2例目。燕市と弥彦村は、2014年から燕・弥彦地域定住自立圏を形成して医療、福祉、公共交通、観光など幅広い分野で連携した取り組みを進めている。
弥彦村が隣接自治体のワクチン接種も受け入れることしたことから、子どもとの接触頻度が高い、クラスターの発生リスクが高い空間で勤務する教職員や保育士を対象にワクチン接種を受けてもらうことにした。
9日は弥彦村体育館、10日はサン・ビレッジ弥彦を会場に1日500人の接種を予定している。先の新潟市は何かあったときのために会場に弥彦村職員1人を配置した。燕市は9日、教育委員会職員を中心に18人の職員で運営し、弥彦村は手伝いを申し出て保育士2人と一般職3人の5人がサポートにあたった。
今回の対象者には接種クーポンを配布せず、接種記録証を配布して持参してもらうことにしたが、接種記録証を忘れる人が目立ったていどで、4レーン設けた接種は順調に進んでいる。接種のキャンセルが出た分は市民と接触する機会の多い市役所の窓口で勤務する職員から接種してもらっている。
ワクチン接種を受けた新潟市に住む60代の教員は「新潟市は64歳以下のワクチン接種の話がなかなかないので、職場でこういう機会を得てよかった。教員がワクチン接種をしているということは、保護者も地域の方も安心するのではないか」と早い接種を歓迎していた。
2回目の接種日は8月6日、7日の2日間。