新潟県三条市で9人が犠牲になった2004年の7.13水害から17年になった13日、三条市上須頃の防災ステーションにある三条市水防学習館(角田均館長)で「7.13メモリアルキャンドル2021」が行われ、約500人が来場してにぎわいのなかで犠牲者を追悼した。
7.13水害が発生した日に毎年、行っている追悼イベント。地元須頃小学校の4年生約20人がこの日の午後、約700個のLEDキャンドルを並べて「7・13ともしび」の文字と疫病封じのご利益があるとされる妖怪、アマビエの姿を描いた。
午後7時半からその後ろに並べた約30のキャンドルに火をともす点灯式を行って犠牲者に1分間の黙とうをささげた。
降り続いた雨は昼過ぎにあがり、蒸し暑い夜だった。このほかにも館内見学のナイトミュージアム、キッチンカー出店、雑貨販売、ワークショップ、しゃぼん玉プレゼント、防災クイズなどもあり、大勢の親子が訪れた。
三日月が輝く夜、会場には子どもたちの元気な声が響いた。新型コロナウイルス感染で多くのイベントや祭りが中止を余儀なくされる今、ほっとさせらるにぎわいだった。