新潟市西蒲区間瀬の田ノ浦海水浴場で1日、夏恒例の田ノ浦うみまつりが開かれ、ことしもスイカ割りが子どもたちに大人気だった。
地元の田ノ浦開発協議会の主催で20年以上前から毎年8月の第1日曜に開かれている。コロナ禍だが、昨年も休まずスイカ割りだけ行った。
ことしはスイカ割りのほか、かき氷や缶ジュースの販売、番屋汁の販売、宝探しゲームなどを行った。かき氷の販売では、地域のとの連携を進める新潟国際情報大学の生徒と4月からプロジェクトを進め、この日は10人の生徒が参加してかき氷の販売を担当した。
「8月最初の日曜は田ノ浦海岸でスイカ割り」と記憶している人も多く、スイカ割りの開始を放送するとブルーシートを敷いた会場に砂浜から子どもたちが集まって順番待ちの行列ができた。
目隠しをして竹刀やタケ棒を持ち、何回かぐるぐる回って軽く目を真回してからスイカへ向かった。スイカを割ったら賞品として持ち帰られるので、子どもより誘導する親の方が必死。「右、右!」、「違う、後ろ!」と大きな声で指示を出し、混乱して動けなくなる子どももいた。
それでも最初の子どもからスイカを見事に真っ二つに割ると歓声がわいていた。コロナ禍で海水浴場には例年のようなにぎわいはなかったが、昔ながらの夏の風物詩を楽しんでいた。
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