ポルトガル女子体操選手の五輪事前キャンプを受け入れた加茂市に感謝のメッセージと盾 (2021.8.5)

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東京五輪に向けて7月12日から18日まで新潟県加茂市の体操トレーニングセンターで事前キャンブを行ったポルトガル女子体操のフィリッバ・マルティンス選手から加茂市民への感謝のメッセージとポルトガル体操協会からの盾が7月30日、在日ポルトガル大使館経由で加茂市に届いた。

定例記者会見でフィリッバ・マルティンス選手からのメッセージを紹介する藤田市長
定例記者会見でフィリッバ・マルティンス選手からのメッセージを紹介する藤田市長

フィリッバ・マルティンス選手は、7月25日に体操女子予選に出場。個人総合予選43位で通過ラインに「11」届かなかった。得意の段違い平行棒では14.30という高得点を出しましたが「0.266」足りずに種目別決勝には進めなかった。

フィリッバ・マルティンス選手からのメッセージは、演技中のフィリッバ・マルティンス選手をプリントしたA3判の紙に自筆のポルトガル語で「心温まる歓待と快適な環境をありがとうございます。皆さまの愛とおもてなし、そして素晴らしい施設のおかげで東京2020大会に向けて最高の調整練習ができました。感謝申し上げます」と記されている。

フィリッバ・マルティンス選手のメッセージ
フィリッバ・マルティンス選手のメッセージ

盾はA5判ほどサイズの金属製で、加茂市のもてなしに感謝する言葉を刻んでいる。

加茂市の藤田明美市長は3日の定例記者会見でメッセージと盾を紹介し、「予選当日は美しくていねいな演技を披露し、得意の段違い平行棒も素晴らしい演技を通し切った」、「結果は非常に残念だが、皆さまからいただいたたくさんの温かい応援メッセージにより力をいただいたフィリッバ選手は、終始笑顔で演技していた」と述べた。

加茂市はROC (ロシアオリンビック委員会)の体操のホストタウンだが、新型コロナウイルス感染のおそれから急きょ加茂市での事前合宿を中止。施設が空いたため代わりにフィリッバ・マルティンス選手が加茂市で事前合宿した。

ポルトガル体操協会からの盾
ポルトガル体操協会からの盾

ROCは、2019年に加茂市体操トレーニングセンターで事前合宿を行っている。団体では男子は日本と、女子はアメリカとの接戦を制し、男女とも金メダルを獲得。個人でも男子個人総合でニキータ・ナゴルニー選手が銅メダルを獲得し、女子個人総合でアンジェリーナ・メルニコワ選手が銅メダルを獲得するなど活躍した。

藤田市長は「加茂市で事前キャンブを行った選手が次々と東京オリンビックでメダルを獲得し、毎日が感動の連続。これも市民の皆さまからいただ手紙や応援メッセージが力となり選手が最高のパフォーマンスを発揮できた」と市民のサポートを喜んだ。

また、ことし10月17日から体操の世界選手権が北九州市で開かれ、「引き続きフィリッパ選手とROCの体操チームを応援していく」と述べた。


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