新潟県田上町の国道403号バイパスに面した「道の駅 たがみ」は、昨年秋のオープンから初めての夏の目玉として11日、飲食コーナーで田上特産の果実など地元素材にこだわったふわふわなかき氷、名付けて「ふわふわ雲のたがみのかき氷」3種を販売開始した。
3種類のかき氷は「もも」(税込み700円)、「越の梅」(600円)、「クラフトコーラ」(600円)。
「もも」は田上特産のモモを使ったシロップに相性のいい練乳を合わせる。シロップは果肉感をたっぷり残してぜいたくな印象だ。
「越の梅」に使うのは、同名の田上特産のウメ「越の梅」。6月に梅味噌をアレンジしたソフトクリーム「うめ味噌ソフト」(450円)を発売したが、その梅味噌のジャムをアクセントに加えた新感覚の味を生む。
「クラフトコーラ」は田上町の隣りの加茂市にある加茂特産品センターが販売するスパイシーな「越後クラフトコーラ」を使う。想像しにくい取り合わせだがおとなの味で意外としっくりくる。上に輪切りレモンを載せる。
かき氷機は、長岡市与板のサカタ製作所が製造する業務用電動かき氷機「新潟かき氷プロジェクト」ICE FLAKE(アイス・フレーク)を導入。刃物の町の越後与板打刃物、越後三条打刃物の伝統工芸士や三条の包丁メーカーが鋭い切れ味を追求して生まれたもので、初心者でも簡単にふわふわなかき氷が作れる。
この夏に向けたかき氷メニューの開発の立ち上がりが遅れたが、なんとか盆前に発売が間に合った。9月半ばごろまでの限定販売。馬場大輔駅長は「新潟の道の駅として新潟の価値を上げていきたい」と言い、「おいしいと思ってやさしい気持ちになって帰っていただければ」と願っている。