新潟県三条市の三条商工会議所青年部(畠弥真人会長・会員約100人)は21日、青年部が生んだローカルヒーロー、燕三条戦隊「カジレンジャー」による令和3年7月大雨災害義援金の寄付に充てる街頭募金を行い、4万6千円余りの善意を集めた。
青年部は義援金寄付活動を積極的に行っており、街頭募金も年に何回か行っている。この日は午後4時から6時まで三条市興野2、スーパーマルセン興野店前にカジレッドとカジブルーの2人のカジレンジャーと7人の部員が店頭に立って来店客に寄付を呼びかけた。
カジレンジャーは三条市が大きな被害を受けた2004年の7.13水害の復興を願って生まれた三条伝統の技術、鍛冶にちなんだローカルヒーロー、鍛冶レンジャーを引き継ぐ形で2016年に生まれた。
コロナ禍で街頭募金が以前ほど行われていないこともあるのか、来店者の多くが足を止めて募金箱に善意を投じた。コスチュームをまとったカジレンジャーの呼びかけに、親が子どもに寄付を持たせて子どもが募金箱に金を入れる姿も目立ち、子どもたちは笑顔で照れくさそうに寄付していた。
カジレンジャーは透明な募金箱を持っていたが、紙幣が多かった。実際に集まった善意は46,018円と予想以上だった。また、街頭募金とは別に飲食店に募金箱を設置した募金活動も行っている。