昨年に続いて夏まつりが中止になった新潟県三条市下田地区で28日夜、シークレット花火が打ち上げられた。
下田地区では毎年8月の終わりに夏まつり「しただふるさと祭り〜雨生の大蛇祭〜」が開かれているが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、昨年に続いてことしも中止せざるを得なかった。
せめて花火だけでもと、密集を避けるため、打ち上げの日程や場所を事前に公開せず、午後8時から20分間、いつもと同じ下田大橋たもとで打ち上げられた。
とはいえ事前に知っていた人も多く、あらかじめ視界が開けた田んぼわきに車を止めて花火を待つ人も。南の方角には山の尾根越しに長岡市栃尾で上がる花火も見えた。
日中の三条市は最高気温32.2度の猛暑だったが、午後8時には25.9度に下がり、住民は夕涼みがてらに夏の風物詩の花火を満喫していた。