新潟県三条市の一ノ木戸商店街の空き店舗を活用した地元名店の食品を冷凍して販売する24時間営業の無人店舗「むじん商店」が31日、オープンした。
前面がガラスの冷凍庫に並ぶ冷凍食品を自分で取り、料金は「賽銭箱」とある料金箱に入れるだけ。商品はすべて1つ1,000円で、単価の安い商品もセットで1,000円に合わせた。
8社の30商品をそろえた。原仙のたれカツ、魚兵の釜飯、カンテツのコロッケ、ソイルのカレー、プラスワイズの三条鉄アイスなど、地元ではおなじみのラインナップだ。
農作業着をネット販売する株式会社ヴィヴィッドリー、老舗料亭の魚兵、農作業私財販売の株式会社プラスワイズの三条市内の3者が共同経営する。地元商店街の活性化や地域経済の再生を考えるなかで、全国的に無人販売の出店が広がっているのに目をつけた。コロナ禍に見舞われている飲食店の支援につながる。
人件費がかからないので、1日24個の販売が採算ラインだ。「千円札への両替は近くの店で買い物をしてくずして」と商店街の店舗への波及効果にも期待している。
取扱商品は今後も拡充していく。近いうちに市内に2号店の開店を検討している。1号店はシューズショップイトーのとなり。