新潟県県央地域では6日明け方、激しい雷を伴った強い雨が降り、各地で冠水などが発生した。
三条市では午前6時までの1時間の28.0ミリを最高に、それをはさむ5時までの1時間と7時までの1時間に10.0ミリずつ、さらに8時に4.0ミリと10時に0.5ミリに累計で52.5ミリの降水量を記録した。
燕三条駅周辺では午前4時半ごろからとても寝ていられないような大きな音の雷鳴が矢継ぎ早に響き、まさにバケツをひっくり返したような猛烈な雨になった。
気象庁は燕市には大雨に洪水警報、三条市には大雨警報が発表したのに加え、午前6時に大雨危険度で燕市に土砂災害警戒レベル3相当、河川洪水警戒レベル4相当、三条市に河川洪水警戒レベル3相当を発表した。
各地で冠水が発生し、三条市では西本成寺1の「スーパーマルイ本成寺店」前付近の道路が冠水、須頃3の市道上須頃下須頃線のアンダーパースが冠水で通行止めに。燕市では「スーパーマルイ分水店」前付近の道路が冠水。野中才地内の県道224号地蔵堂中島線でJR越後線と交わるアンダーパスも冠水で通行止めになったほか、周辺で床下浸水もあったようだ。
「スーパーマルイ分水店」前付近の道路の冠水では、タイヤの半分近くまで水につかる水深のところもあり、車と同じ高さくらいまで水を跳ね上げ、おそるおそる冠水の深さを確かめながらゆっくり進む車もあった。
朝のうちに雨があがるとしだいに青空が広がった。最高気温は24.3度で9月下旬並みだった。