毎年秋に新潟県加茂市の加茂山周辺をさまざまなあかりで彩る「小京都を楽しむ会 AKARIBA(あかりば)」。コロナ禍で昨年は中止したが、ことしは9月19日まで日帰り温泉施設「加茂七谷温泉 美人の湯」(加茂市宮寄上)に会場を移し、規模を縮小して開かれている。
あかりばは、加茂青年会議所(増井雄一理事長)が主催。加茂山とその周辺に会員や市民がつくったさまざまなあかりを飾り、そこを舞台にあかりの結婚式をはじめさまざまなイベントを行っている。
昨年は感染防止で中止せざるを得なかったが、2年連続の中止は避けたいと規模を縮小してでも美人の湯で開くことにした。美人の湯は今年度から指定管理者制度として合同会社加茂人の運営となった。そのなかに加茂青年会議所OBもいることから、すでに4月から美人の湯をあかりで装飾している。
今回のあかりばはイベントも計画したが、県独自の特別警報が全県に拡大されたため中止し、展示だけ。毎年、オープニングで点灯式を行った宮大門から青海神社参道へ続くに「あかりの実」を並べる「あかりの回廊」を一室に再現した。
加茂市と田上町の幼稚園、保育園、こども園の園児が絵を描き、願いごとを書いた短冊を下げた直径約20センチのちょうちんをずらりと飾った。短冊には「警察官になりたい」、「恐竜になりたい」、「新幹線の運転手になりたい」などと書かれている。日曜はふだんより灯ろうのあかりなどを増やしている。