新潟県燕市は地域PRプロモーションイベントとして26日、東京・明治神宮野球場で開かれた東京ヤクルトスワローズ公式戦で「燕市Day」を行い、来場者にプレゼントや抽選会で燕市をPRした。
「燕市Day」は2010年から燕市が「つばめ」つながりで東京ヤクルトスワローズと交流連携している事業の一環。明治神宮野球場で行われるヤクルト公式戦にあわせて開いており、2015年から新たに北越工業が協賛して行っている。
例年なら市長や議長のプレゼント提供や燕市PR大使による始球式、球場外では地場産品の販売や少年野球チームの神宮球場派遣などを行なっているが、ことしは東京都で緊急事態宣言が出ているため、物産販売や研磨体験コーナーなどのブース展開は中止した。
代わりにヒーロー賞が当たる「つば九郎米Twitterキャンペーン」のほか、先着5,000人に「オリジナルクリアファイル」プレゼント、「つば九郎米3合パック」が当たる来場者抽選会、「PR隊長オリジナルタオル」が当たる「スワクルチャレンジ」を展開して球場を訪れる多くの観客に燕市を印象づけた。
試合は2016年から毎年、野球教室の指導者として来燕している石川雅規投手が先発。6回無失点の好投で今季4勝目をあげ、現役勝利数を177勝に伸ばして現役投手の最多勝利数の記録を更新した。燕市dayも2018年につぐ2戦2勝と石川選手と燕市の相性の良さを見せた。
打っては、村上宗隆内野手は自己最多をさらに更新する38号2ランを放ち、先の史上最年少の通算100本塁打に続き、史上最年少での年間100打点を記録した。
また、山田哲人選手も2本の本塁打を放つなど自己最多タイで2度目の1試合7打点と大暴れ。前回の1試合7打点も2015年の燕市dayで記録した。その時は3打席連続本塁打で、前の試合から4打席連続本塁打の日本プロ野球タイ記録を樹立。山田選手にとって燕市dayは7試合通算で22打数10安打17打点6本塁打、打率454.と相性のいい日となっている。さらに、この日の勝利で高津臣吾監督の記念すべき監督100勝目も記録し、記録づくめの燕市dayとなった。
これまで燕市dayでは、15年から21年まで7回開かれ、今回の勝利で6勝1敗、勝率857.と非常に相性が良くヤクルトファンの一部では開催を切望しているファンもいるほどだ。
前回、燕市Dayで山田選手が大暴れした2015年は、その後、巨人との優勝争いを制し、セリーグを優勝した。ことしもその験を担ぎ優勝できるか。その暁には燕市Day効果ということで燕市に石川雅規投手とともに山田哲人選手の来燕に期待したい。
■■