「新潟県犯罪のない安全で安心な街づくり旬間・全国地域安全運動」初日の11日、新潟県警燕署は市内の防犯ボランティア団体と協働しての合同パトロール出発式を行った。
この運動は毎年行われており、ことしは10月11日から20日までの10日間、子どもと女性の犯罪被害防止、特殊詐欺の被害防止、鍵かけによる侵入盗・乗物盗の被害防止、万引きの被害防止の4点を重点に「みんなでつくろう安心の街」のスローガンでパトロールを実施する。
燕署と防犯ボランティア団体は、これまでもパトロールは協働して行ってきたが、出発式を合同で行ったのは初めて。あいにくの雨で屋外から会議室に会場を移して燕署で出発式を行い、燕署のほかに燕市、新潟レスキューバイク隊県央隊が参加した。
渡辺将署長はあいさつで最近の犯罪にふれ、住宅の屋内に侵入し、家内の金品を盗む侵入盗の犯罪の26件のうち80%以上が鍵をかけていない住居が侵入されていることを指摘し、戸締りと防犯を心がけるように呼びかけた。
続いて長井卓也生活安全課長の出発申告で参加していた署員や市職員、県央隊の隊員の方々が車に移動。渡辺署長や長井課長が見送るなか、パトカー4台、青色回転灯装備車2台がパトロールに出発した。
運動期間中、例年は商業施設などでビラ配りを行ってきたが、新型コロナウイルス感染症もあり、ことしは子どもたちや地域の方の見守りにために登下校時間に市内各地の巡回を行っていく。