新潟市出身の洋画家の作品展「アイヌ・ユーカラ 中野雅友展」が11月4日(木)まで胎内市美術館で開かれている。
中野雅友さんは1947年に旧白根市に生まれ、今は新潟市に住んで中央の洋画団体「光風会」の会員で日展会友、新潟県美術展覧会委員などに就く新潟県の洋画家の重鎮だ。
幼いころに北海道に住み、アイヌの暮らしに魅せられてアイヌ民族をテーマに描き続けけている。会場の胎内(タイナイ)の名所はアイヌ語に由来するとも言われ、ここでの中野さんの展覧会には大きな意義がある。
また、今回は画業55年の集大成として中野さんが20代のころに描いた作品からこの展覧会のために描き下ろした新作まで56点を展示しているほか、中野さんがアイヌで収集した木彫なども展示している。
月曜休館、午前9時半から午後5時まで開館、関連イベントもある。観覧料はおとな300円、子ども150円、小学生未満は無料。問い合わせは胎内市美術館(電話:0254-47-2288)。