コロナ禍で昨年、ことしと中止した夏休みに小学生が4泊5日で新潟県県央地域で100kmを歩く「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」に代えて9月19日、初めての「寺100デジタルウオークラリー」が行われた。
燕三条青年会議所主催で始まった事業でその後、実行委員会形式に移行。親元を離れて多い年は100人近い小学生が参加する人気事業で、運営は社会人スタッフから現場は大学生や専門学校生の学生スタッフが中心になっている。
学生生活は短く2年も中止が続いては先輩から後輩への継承、継続が難しくなることもあり、大きく形を変えたデジタルウオークラリーを企画した。
三条市、燕市、加茂市、田上町、弥彦村から小学校4年生から6年生まで男子12人、女子3人の15人が参加した。弥彦文化会館に集合し、5つのチームに分かれてJR弥彦線も利用してゴールの三条市立大学を目指した。
コースにはチームごとの歴史クイズや指定されたポーズで写真を撮る運動系のイベントも。歴史クイズの目的地は弥彦村の旧鈴木家住宅、三条市役所、三条市歴史民俗産業資料館などがあり、各チームは目的地でタブレットに送信されたクイズに答えるという今どきのDX(デジタルトランスフォーメーション)を利用した趣向を凝らした。
弥彦村の婆々杉へ向かったチームは、婆々杉の巨木に圧倒されながら、タブレットに届いた婆々杉の樹齢や婆々杉の名前の由来などの問題にヒントをもらって答えてゲームに熱中していた。