ことしの工場の祭典は「燕三条ファクトリーミュージアム」 (2021.10.21)

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2013年に始まった新潟県燕三条地域の名立たる工場を開放してものづくりの現場を体感する「燕三条 工場の祭典」。新型コロナウイルス感染防止のため昨年に続いてことしも工場の開放はできないが、代わりに11月5日(金)から21日(日)までの17日間、三条市の廃工で展覧会「燕三条ファクトリーミュージアム」が開かれる。

燕三条ファクトリーミュージアム
燕三条ファクトリーミュージアム

約2,000平方メートルもの広さで天井高が6メートルある、かつで研磨機を製造していた野水機械製作所の工場跡(三条市西大崎1-1-10)が舞台。約2000平方メートルもの広さがある。ここで、燕三条で生まれた職人の技術による高品質な製品、燕三条の歴史文化、「燕三条工場の祭典」の歩みを紹介する。

職人の技術が宿る製品とともに材料や器具を中心に展示し、金属製スクリーンに作業風景の映像を投射する。身近な製品がどのように生まれるのか、展示を通してその過程をひもとく。

毎週末にギャラリーツアーを行って展覧会をより深く紹介。来場できない人のためにライブ配信も用意。これまで国内外をめぐってきた展覧会を初めて燕三条で開く。地域の人たちとともに燕三条のものづくりの力や歴史をあらためて見直し、次の時代につなげていく機会となることを目指す。

会場は「工場の風景」、「展示エリア」、「大型ウォール」、「工場の系統樹」、「鍬ギャラリー」で構成。これまで工場の祭典に参加した約200社から製品を借りて約50アイテムを展示し、モノと映像のハイブリッドのような手法で展示する。

火曜休館で毎日午前10時から午後8時まで開館。入場無料だが、感染防止のため入場は1時間50人に制限する。ギャラリーツアーは会期中の土、日曜の6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)の各日午前11時半からと午後3時からの2回、約30分ていど行う。ライブ配信は5日(金)午前10時から、13日(土)午後2時から、20日(土)午後2時からの3回行い、1回30分ていど展覧会のようすを解説する。

会場づくりやガイドで高校生3人と大学生12人の計15人から連携、手伝ってもらう。燕三条地域の小中学校を中心に見学を呼びかけ、これまでに上越市を含め10校から770人の見学申し込みがある。

21日の記者会見
21日の記者会見

工場の祭典の展覧会は、これまでイタリア、イギリス、シンガポール、台湾、東京など国内外で開かれているが、地元では初めて。21日開かれた燕三条ファクトリーミュージアムの記者会見で実行委員会の山田立実行委員長は「9年間の工場の祭典の集大成になる」と意気込みを話した。

また、2019年に発行した公式書籍「燕三条 工場の祭典 オフィシャルブック 2019」を10月に入って三条市と燕市の小中学校すべてに各校2冊ずつ寄贈。1日には実行委員会が観光庁長官表彰を受けたことも発表した。


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