今年度で閉校する新潟県加茂市西地区の小学校、加茂西小学校の記憶を心にとどめてもらおうと、加茂市西地区ブランディングプロジェクト(捧敏文代表)は、10月24日午後7時から地元で加茂西田園花火大会を開く。
加茂市西地区ブランディングプロジェクトは地域のきずなの強化と、農産物の産地として認知度拡大と消費喚起を目指してブランド化をはかるために、加茂市西小学校区の22区、23区、24区の地域の人たちで構成する。
花火大会はこのプロジェクトの一環。地元の加茂西小学校が今年度いっぱいで閉校し、149年の歴史に幕を閉じる地元の加茂西小学校をより地域の方々の心に残るものにし、加茂市西地区のブランドを広くさまざまな人たちに魅力を発信する場にと企画した。
当日は、加茂西小学校から南側、加茂西小の建設予定地だった付近の田んぼを打ち上げ場所に約100発の花火を打ち上げる。地域外からも見られるようにYouTubeでライブ配信も行う。
近くで観覧したい人のために加茂西小建設予定地や加茂新田保育園の駐車場を用意するが、農道や交通の妨げにならない場所での観覧を呼びかけている。
花火は、加茂市西地区を中心とした企業の協賛だけでなく、閉校に合わせて「平成21年加茂西小学校卒業生一同」や「西小1994年母一同」など小学校にゆかりのある方々や地域の個人も協賛。ライブ配信では花火だけでなく、加茂市西地区のシイタケやナメコなどのキノコ、モモや洋ナシのル レクチエなどの農産物の紹介も行う。
協賛者が花火の打ち上げに込めたメッセージも読み上げ、花火を実際に見る人も同時にライブ配信を視聴しながら楽しめる。
加茂市西地区ブランディングプロジェクトの代表の捧敏文さんは、今回の花火大会やライブ配信を通して加茂市西地区出身やゆかりのある人はもちろん、これまで加茂市西地区について知らなかった人も含めて「ひとりでも多くの人に見ていただき加茂市西地区の魅力を知っていただきたい」と願っている。