新潟県弥彦村の弥彦公園で30日、ライトアップが始まった。これまでは公園内の「もみじ谷」に架かる観月橋を中心としたライトアップだけだったが、ことしはもみじ谷全体に広げて新たな夜の弥彦の魅力を演出する。
弥彦村では7月からリニューアル工事を行い、228個のLED照明を設置。もみじ谷周辺に多いモミジを照らし、通路は「光の参道」と称してしま模様に照らす。弥彦駅から弥彦公園に入ってすぐの池には、モミジが水面に映る「逆さもみじ」も楽しめるようにした。
観月橋のライトアップは、これまで投光器だったのと比べると光が暗くなったが、より広範囲でライトアップを観賞できるようになった。
27日には小林豊彦村長ら参列して完成式を行った。小林村長は、弥彦村は3年前に弥彦公園の所有者の弥彦神社と管理契約協定を結び、これまでのような小手先ではなく、100年後の弥彦公園につながる本格的な公園整備の開始を決定したとし、「ことしは2年目。ようやく第一歩のもみじ谷の改修ができた」と喜んだ。
紅葉シーズンに限らず、桜の花見シーズンや緑があふれる季節にもライトアップを行いたい考えだ。今回の紅葉のライトアップは11月23日まで毎日、午後5時から9時まで。