新潟県加茂市は、このほど約四半世紀ぶりとなる総合計画を策定。また、総合計画概要版を作成し、1日から市内約1万戸すべてに配布する。
総合計画は審議会委員が計画を審議したあと、加茂市議会で議決した。市民、団体、中学生のアンケートや市民ワークショップ、パブリックコメント、要望などで多くの意見を寄せた。総合計画はA4判99ページの冊子を作成。さらにA4判8ページにまとめた概要版を作成、全戸配布する。
加茂市が目指す将来像は「笑顔あふれるまち 加茂」。そのために重点を置くのは、ひとつは健康、もうひとつは教育と文化の2点。計画的なまちづくりを進めることで財政基盤を強化し、持続可能社会を目指すSDGsの目標達成につなげる。
藤田明美市長は2日の記者会見で、総合計画の策定に市民がかかわったことで、「まちづくりの主役は市民であるということをより強く思ってほしいと思うし、自分がかかわることでまちが変わっていくことを市民に知ってほしい」、「市役所だけがまちを決めるのではなく、市民と一緒に協働してやっていくという考えを市民と共有できるといい」と市民の意識が変わることにも期待した。
総合計画は加茂市のホームページから「加茂市総合計画(全体).pdf (PDF 16MB)」をダウンロードできるほか、市役所企画財政か、図書館、公民館、市内各コミュニティセンターでも閲覧できる。