新潟県三条市本町2、真宗大谷派「三条別院」で3日、三条マルシェが開かれた。新型コロナウイルス感染症の第5波が収束して1年ぶりの開催で、1,528人が来場した。
三条別院の境内と同朋会館に飲食の販売をはじめ雑貨、日用品などを販売する46店が出店する。ほかにも別院七不思議ツアー、自衛隊特殊車両の展示と記念撮影、地元の田村厚さんによるフリースタイルフットボールの実演、オリジナル番組「オール・マルシェ・サンジョー」のラジオ放送などのイベントも行われた。
昨年11月に三条パール金属スタジアムで開いて以来1年ぶりの三条マルシェ。感染が落ち着いたとはいえ、受け付けでQRカードを交付して来場者を制限し、入退場のほかにも屋内の同朋会館や本堂の入り口を出入りするときもQRコードをリーダーで読み取り、感染が発生した場合に同じ時間に同じエリアにいた人を特定できる対策を講じた。
日が差したかと思えば雨が降り、所によってはあられも降るあいにくの天気だったが、混雑するでもなければ閑散としているわけでもない、ちょうどいい感じの人出だった。
会場の三条別院は5日に始まる報恩講、通称「お取越」に向けて本堂に五色の幕が下がり、華やかな雰囲気に。来場者は「祭りみたいで楽しい。祭りもみんな中止になったから」と屋外でたくさんの人と過ごす時間を楽しんでいた。