新潟県三条市下田地区でとれるコメ「しただ米」のブランド化を目指そうと6日、昨年に続いて「道の駅 漢学の里したた」を会場にしただ米PRイベント「ザ・米フェス2021 in しただ」が開かれ、秋晴れにも恵まれて3,500人もの来場者でにぎわった。
フリーアナウンサーの伊勢みずほさんも参加して下田産コシヒカリの直売やコラボ飯の販売、ライブやゲームのステージイベントなどが行われた。
下田地区は五十嵐川がつくった河岸段丘を中心に集落が点在する。県境の山から流れ込む五十嵐川の清流を水田に引き、平場より気温が低く1日の寒暖の差が大きい山手で育つ下田地区のコメの品質は定評がある。
地元森町小学校の5年生が学校田で栽培するコメきっかけに昨年初めて行われたイベントで、ことしで2年目。地元の農業団体自治会、住民を巻き込み、実行委員会を組織して主催し、内容も大きくパワーアップした。
昨年は平日開催で寒かったが、ことしは土曜開催で秋晴れの小春日和。今が盛りの下田地区へ紅葉狩りがてらに会場へ立ち寄った人も多かった。
下田地区の団体や農家が栽培した「はざかけ米」、「五輪峠米」、「美人米」、「棚田米」など10種類ほどのコメをテントの下で販売。森町小のコシヒカリも「森笑米」として児童が売り子となって販売し、行列ができるほどの人気だった。
森町小5年生は、ほかにも森笑米の試食の提供、ステージではコメの量を当てるゲームやコメに関するクイズ、米フェスにあわせて行われた「伊勢みずほと行くしただ米満喫バスツアー」で立ち寄った伊勢みずほさんをまじえて地元にユニット、トリプルXが森笑米のためにつくった曲「お米の歌」をみんなで歌ったりした。
ほかにもステージでは、森笑米でつくった弁当やおにぎりの販売、NPOソーシャルファームさんじょうによる企画でチアガールやフットバッグのチャンピオンによるパフォーマンス、名前を公募した下田産コシヒカリ「八木ヶ鼻舞い」の「かもしかイメージキャラクター」の審査結果発表、トリプルXのライブなどが次々と行われ、コメのフェスティバルと呼ぶにふさわしい内容とにぎわいだった。
その後の打ち上げで関係者は、想像以上の大成功と喜び、来年はさらにことし以上の内容で第3弾をと盛り上がっていた。