大河津分水の可動堰(ぜき)通水10周年と旧可動堰通水90周年を記念して13日(土)から23日(水・祝)まで新旧2つの可動堰のライトアップが行われている。
現在の可動堰は2011年11月23日に通水を開始した。それからこの23日でちょうど10年になり、その日に向けて国交省信濃川河川事務所がライトアップを行っている。今の可動堰に取って代わるまで稼働していた旧可動堰もことしで通水90年になり、あわせてライトアップしている。
今の可動堰のライトアップは、ふだんは点灯していない点検用の常設のライトを点灯しており、見どころは旧可動堰のライトアップ。大河津分水路右岸側から10門のうち3門が残る旧可動堰の上部に緑に塗られた金属の骨組みで組まれたトラス構造部分を10灯の照明で照らしている。
旧可動堰のライトアップは、今回が初めて。暮れ行く大河津分水で輝く姿が美しく、信濃川大河津資料館の4階展望室からは大河津分水路の雄大な流れに映える旧可動堰、その向こうに今の可動堰を見ることができ、息をのむ絶景だ。
ライトアップは23日まで毎日午後4時半から9時まで行っている。また、13日と23日は可動堰ナイトツアーを企画し、23日はまだ少し定員に余裕がある。午後3時半から6時までのツアーで参加無料。問い合わせや申し込みはNPO法人信濃川大河津資料館友の会事務局(電話:080-9876-3683)へ。