米価下落に伴って農業者を直接、支援しようと新潟県燕市は17日、田んぼ10アール当たり2,000円を交付する緊急支援策を議決した。
コメの需給調整推進の観点から経営している水田面積のうち、市が示した生産目標数量目安である経営面積の63.55%の範囲内で支援する。
対象者は、20アール以上耕作していること、水稲生産実施計画書を提出していること、市税等に未納がないことをすべて満たす必要がある。
交付単価は10アール当たり2,000円。対象面積は3,250ヘクタールで予算規模は6,525万円。
全国的な緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による飲食店等の時短要請発令など、感染症拡大による影響で外出需要が大きく減少し、コメの需要が急速に減退したことから米価が軒並み下落している。
市では、これまでもさまざまな業種への支援を行ってきたが、コロナ禍で大幅な減収となった農業者に対しても直接的な緊急支援策を講じることにした。
近隣では田上町が10アール当たり4,000円、出雲崎町がコシヒカリ60kg当たり900円の支援金交付を行っている。
申請は12月24日(金)まで農政課生産振興係(燕市役所3階27番窓口)で受け付ける。申請に関する相談会を3会場で開催する。申告相談会の日程は次の通り。
〇申請相談会