日の丸観光タクシー株式会社(西山丈基代表取締役・新潟県三条市東三条1)は、宅配弁当で扱った人気が出た冷凍パンを日常的に味わってもらおうと15日、タクシー業務が介在しない実店舗の冷凍パン「100K(ひゃっけー)」の直売所をオープンした。
焼きたての冷凍したパンを食べるタイミングに合わせて解凍し、温めるとできたてのような味を楽しめると人気が高まっている。日の丸観光タクシーでは全国の販売店に冷凍パンを卸している製造会社から仕入れて「100K」のブランドで販売する。名称は「冷たい」の意味の新潟の方言「ひゃっけー」にかけた。
製造会社は約100種類もの冷凍パンを製造しており、日の丸観光タクシーではそのなかから十数種類を販売する。価格は280円から720円までで、多くが280円から290円。いちばん高い720円の「はちみつ入り湯種生食パン」や「具だくさん牛肉カレーパン」(280円)、「天然酵母高菜フランス」(280円)などが人気という。
配送も可能で、配送料は500円で、3,240円の購入なら無料。また、タクシーの注文の迎え場所への配達と、宅配弁当と一緒の配達は無料になる。
日の丸観光タクシーは、昨年2月からタクシーを利用した弁当宅配を始めた。利用者から朝食にパンを食べたいという要望があり、長期保存ができて手間をかけずに焼きたてのおいしさを味わえるパンを探していて偶然、テレビ番組で冷凍パンを知った。
ことし8月から宅配弁当で冷凍パンの販売を開始したところ口コミで人気が広がったことから、直売所を開設をすることにした。直売所は三条市塚野目、マルイ塚野目店となりの国道403号に面した「ひのまる弁当配送センター」にオープン。合わせて本社にも直売所を設けた。
西山代表取締役は「保存食や非常食に、手軽に長持ちするパンをと冷凍パンにたどり着いた。日常の食事に取り入れてもらえれば」と話している。直売所は日、月曜は定休、営業時間は昼休みの正午から午後1時までを除く午前10時から午後4時まで。