新潟県三条市に本社を置くアウトドアブランド、株式会社スノーピーク(山井梨沙代表取締役社長)は22日、シタテル株式会社(河野秀和代表取締役・本社:熊本県熊本市)が共同企画開発した宇宙船内服が国際宇宙ステーション(ISS)で搭載可能の認定を受けたと発表した。
両社は、「宇宙と地上双方の暮らしをアップデートする衣服」プロジェクトを企画し、JAXA「宇宙生活/地上生活に共通する課題テーマ・解決策の募集」に応募した。その結果、国際宇宙ステーションに搭載予定の生活用品候補として選定され、安全性や搭載性などJAXAによる厳正な審査をへて搭載可能の認定を受けた。
スノーピークは「自然指向のライフバリューを提案し実現する」というミッションを掲げ、自然と人の生活を結びつける人生価値の提案してきた。宇宙空間での生活という未来の新たなライフスタイルの創造を実現しようと、国内初となる「宇宙と地上双方の暮らしをアップデートする衣服」の企画、開発を後押しするこのプロジェクトに参画してきた。
シタテルは、アパレル業界内外の事業者も結びつけながら宇宙空間という極限環境に適した新しい衣服を開発する目的で、2020年7月からJAXAが始動した「THINK SPACE LIFE」プラットフォームにインキュベーションパートナーとして参画してきた。
こうした背景から2021年2月にスノーピーク・シタテルが宇宙船内服を共同企画提案した。