新潟県三条市の三条商工会議所青年部(畠弥真人会長・会員102人)は26日開いた臨時総会で次年度会長に専務理事の山村興司(やまむら こうし)さん(43)=株式会社山村製作所代表取締役社長=を決めた。任期は2022年4月から1年間。
次年度会長の選考委員会(新保智也選考委員長)で山村さんを推薦、理事会の承認を得てこの日の臨時総会で提案し、満場の拍手で承認された。
山村さんはあいさつで、三条商工会議所青年部のいちばんのいいところは、会社のなかではなかなかできないことが実現できることで、「可能性を考えた事業を行っていきたい。そのなかでこんなことはできないというところからスタートするのではなく、こんなこともできるというところからスタートするように次年度はやっていきたい」と話した。
臨時総会後の記者会見で畠会長は「青年部のことをすべて知り尽くしている人なので安心して次年度を任せられる」と山村さんを評価し、「挑戦しようという部分をさらに引き伸ばして、青年部の良さをさらに引き上げてくれると期待している」と話した。
山村さんはコロナ禍で変化している環境を「変わっていることは青年部にとっては大きなチャンス。だからこそ私たちができること、可能性が大きく広がっている」とプラスにとらえた。
アップル社の創業者、スティーブ・ジョブズの言葉「Think Different(シンク・ディファレント)」を借りて次年度方針の貴ワードは「Different Possibility(ディファレント・ポシビリティ)」とし、ジョブズが「人と違うように考えなさい」と言ったのを踏まえて違う風に考えればさまざまな可能性があるということで、次年度はそれを前面に押し出して考えていきたい」と述べた。