新潟県燕市の市立吉田中学校の女子生徒が学校で校舎から転落して死亡し、いじめを受けていたと記述した遺書が見つかったことについて29日の定例記者会見で鈴木力市長は、第三者委員会に対し「声なき声をどのように把握していくかについて、踏み込んだ対策、改善策を示していただければ」と求めた。
報道関係者からの質問に答えたもので、「本当に痛ましいできごとで沈痛の面持ちでいっぱい。亡くなられた生徒のご冥福を心から祈るとともに、遺族にも心からお悔やみを申し上げたい。結果的に尊い生命を救うことができなかったという事実についても、学校の設置者としてわたしからもおわびを申し上げたい」と述べた。
さらに今回の事故に対する自身の考えについては「第三者委員会の調査、それから対策を講じ、お知らせしていくということになるので、その調査結果、改善措置の提案というのをまずは待ちたいと思うが、今、聞いてる段階でその明らかになっている事案というのがなかなかない状況」と、いじめが把握できていない状況として自身の考えは保留した。