新潟5大ラーメンのひとつで、新潟県三条市のご当地ラーメン「三条カレーラーメン」の冬のスタンプラリー第1弾「餅(もち)入り!力(ちから)カレーラーメン」が1日、スタートする。新潟の食品会社が協賛するもち入りのカレーラーメンを参加各店が提供。景品に新潟が拠点のアイドルが描いたイラストをデザインしたオリジナルタオルのプレゼントを用意し、コンプリートしたらある意味で食べた分のカレーラーメンがほぼ無料になる食事券の景品も用意する大盤振る舞いだ。
このスタンプラリーは、カレーラーメンを提供する市内15店が参加する。各店でカレーラーメンを食べると台紙にスタンプを押してくれ、15店のスタンプをすべて集めてるとコンプリートになる。来年2月28日までの開催なので、週に1回ちょっと、順番にカレーラーメンを食べて回ればコンプリートできる計算だ。
株式会社サトウ食品(新潟市東区)とグループ会社の株式会社うさぎもち(燕市)が協賛し、両者のもちを無料で参加店に提供し、参加店で希望すれば追加料金なしに無料でカレーラーメンにもちをトッピングしてくれる。
スタンプ5個でサトウ食品の「新之助3食パック」をプレゼント。10個になると加えてアイドルグループNegiccoのメンバー、Nao☆さんが描いたイラスト入りオリジナルタオルをプレゼントする。
そして15個すべてを集めてコンプリートした人には、参加15店すべてで1店千円で使える食事券合計1万5千円をプレゼント。カレーラーメンは1杯千円前後なので、コンプリートすればもう一度、各店で1杯ずつ食事券を使って無料でカレーラーメンを食べられるわけで、いわばタダ同然。スタンプ5個と10個のスタンプの景品も総取りできるので、いろんな意味でおなかいっぱいのうれしい企画だ。
三条飲食店組合カレーラーメン部会(阿部圭作部会長)と三条観光協会(梨本次郎会長)の主催事業。コロナ禍で飲食店業界は大きなダメージを受けている。近年、三条カレーラーメンに対する注目が薄れてつつあることから、三条カレーラーメンのPRとともに飲食店へ足を運ぶきっかけになったらと三条シティセールス事業実行委員会(梨本次郎実行委員長)が発案、企画した。
もち入りの企画をしたときは関係者も忘れていたが、サトウ食品に協賛を打診したときに、ちょうど10年前にうさぎもちの前身のきむら食品と三条飲食店組合カレーラーメン部会がコラボレーションして「うさぎもちカレーラーメン」を開発し、三条市内の各店で販売したことを思い出した。おかげでそれならもう一度と、協賛の話もとんとん拍子で進んだ。
三条カレーラーメンのスタンプラリーは11年前にも行ったことがあり、今回は仕切り直して第1弾。今後も毎年、継続したい考えだ。
三条飲食店組合カレーラーメン部会の部会長、三条カレーラーメンの代表店のひとつ「正広」の阿部圭作店長(54)は「三条カレーラーメンは店によって特徴があって食べ比べないと違いがわからない。三条でカレーラーメンをはしごするという流れをスタンプラリーが後押ししてくれれば」と期待し「今回を成功例として第2弾、第3弾と続けていきたい」とチャレンジを呼びかけている。
スタンプラリーの台紙は参加各店で配布している。景品は中国料理 華園、三芳食堂、龍昇園、わいわい肴屋 海老勢の4店で交換できる。問い合わせは三条観光協会事務局(電話:0256-34-5603)へ。参加店は次の通り。
【参加店】▲三芳食堂▲原泉食堂▲食事処 鳳▲お食事処 はらや▲栄屋食堂▲中国料理 大観楼▲天開▲食堂 にしかわ▲海老勢▲雪龍▲更科支店▲大衆食堂 正広▲まごころラーメン・お食事 はしもとや▲龍昇園▲中華料理 華園