お手玉のようなバッグを足でリフティングするように蹴るスポーツ、フットバッグのプロプレーヤーで新潟県三条市の地域おこし協力隊員、石田太志さん(37)は、このほどフットバッグでギネス記録を更新、その認定証が届いたことから1日、滝沢亮市長を表敬訪問した。
石田さんは神奈川県横浜市出身で、昨年4月から地域おこし協力隊員になった。2014年にフランス、18年にブルガリアで開かれたフットバッグの世界大会で優勝している。
ことし3月27日に新潟県庁で2つのフットバッグを片足でジャグリングのように交互に入れ替えて何回、続けられるかに挑戦。これまでのギネス記録は、カナダ人選手の71回だったが、石田さんは75回を達成して記録を更新。新型コロナウイルス感染症の影響で動画撮影による審査で、このほどようやく認定証が届いた。
石田さんは滝沢市長にフットバッグが’どういったスポーツか紹介し、地域おこし協力隊として活動拠点の三条市下田地区の小学校のの体育の授業でフットバッグを教え、新潟市市立女池小学校には日本初のフットバッグのクラブ活動が始まったことなどを話した。
石田さんはギネス記録となった種目を滝沢市長の目の前で披露。滝沢市長も初挑戦して難しさを体験した。蹴り上げたバッグを再び足の上に載せて止めるとフットバッグ検定2級と聞いた滝沢市長は何度も繰り返して挑戦。息を切らせながらもついに成功させ、石田さんも「思ったよりやっていただけた」と滝沢市長の体当たりの挑戦を喜んだ。
世界では600万人のフットバッグプレーヤーがいると言われるが、日本ではまだ100人、200人というレベル。石田さんは「楽しすぎて会社をやめてプロフットバッグプレーヤーになった」と言い、フットバッグの認知を広げ、下田地域を中心に発展させたい」と思いを話した。
滝沢市長は「ぜひ三条にいる期間に石田さんの名前がつく新技をつくってほしい」と楽しみにしていた。