新潟県三条市を拠点に若手経営者や次期経営者を中心とした異業種交流団体「三条エコノミークラブ」(森山辰典会長)は、1961年の発足からことしでちょうど60年になり、2日午後7時から三条市体育文化会館で創立60周年記念式典を行って節目を祝った。
昭和30年代当時、金物製造工場と問屋との交流が少なく、三条の未来に不安があると、金物製造工場と問屋の共存共栄、話し合い、情報交換の場として次代を担う二代目経営者が集まって経営、経済について勉強していこうと、馬場栄太郎さん(現顧問)の呼びかけで昭和36年3月19日に会員16人で発足した。
月例会やグループ例会のほか、その年度の会長方針に従って各担当者が与えられた事業を企画、立案。その内容を正副会長会議で調整し、役員幹事会で審議、決定するシステムで事業を運営している。
記念式典には会員をはじめ顧問やOB、OGも出席。森山会長はあいさつで、新型コロナウイルスの世界的な蔓延は三条エコノミークラブの活動にも影響を与え、この記念式典も3月の計画を感染拡大でこの日に延期し、祝賀会の開催も断念したことを話した。
そうしたなかで、今年度の会長方針を「革新」と定め、三条エコノミークラブの歴史を継承してきたとし、「わたしたちは60年の歴史を胸に、学び、経済人として成長を遂げ、この地域に寄与し続ける団体として活躍していく」と誓った。