見附市立葛巻小学校5年性70人が2日、JAにいがた南蒲農産物直場所「ただいまーと」で学校田で栽培したコメの販売体験を行った。
葛巻小学校では毎年、5年生がコメを栽培、販売し、コメに関する総合学習を行っている。ことしは協力してもらっているJAにいがた南蒲との話し合いのなかから、初めて「ただいまーと」を会場に販売することになった。
学校田は見附市内の棚田オーナー制度を利用し、棚田で「こしいぶき」を栽培した。5年生で決めた田んぼの愛称は「こめたん」なので、コメのブランド名は「こめたん米」。約120kgを収穫し、「ただいまーと」では、そのうち約50kgを1kg500円、500g250円で販売した。
コメの販売用パッケージやPRちらしは12のグループに分かれて手作り。販売は3つの班に分けて行った。店内のスピーカーからは購入を呼びかける5年生の元気な声が響き、積極的に来店客への声がけも行った。
来店客は「かわいかったらつい買っちゃった」、「売り上げに貢献しようと思って」と売れ行きは順調でたちまち完売。5年生は「売るのが楽しかった」、「いろんな人に買ってもらってうれしかったし、感謝の気持ちになった」と話していた。