新潟県三条市の三条市立大学(アハメド・シャハリアル学長)は11日、子どもたちから大学を身近に感じてもらおうと初めて「サイエンスフェスタ2021」を開き、約40人の地元三条市内の小中学生が参加して4つの科学実験に挑戦した。
「拡大してみて見よう」、「シャボン玉の科学」、「手作り!電気回路の不思議」、「ドミソで響くドアベルづくり」の4つ実験をお行い、それぞれ定員の10人前後が参加した。
「拡大して見てみよう」は、簡単に手に入る部品で顕微鏡を作ったり、いろいろなものを拡大して見たり。「シャボン玉の科学」ではグリセリンも使った大きくて割れにくいシャボン玉を調合した。
「手作り!電気回路の不思議」では、発光ダイオードに流れる電流と電圧を調べてオームの法則を検証。「ドミソで響くドアベルづくり」では十二平均律による音階を計算式から導いて3棒のドアベルを製作した。
講師は大学の先生や学生。学生はこの日のために新調した白衣を着て子どもたちの実験をサポートし、子どもたちも真剣な表情で実験に取り組んだ。
「シャボン玉の科学」では最後に外へ出てシャボン玉を飛ばした。予想以上に大きなシャボン玉に子どもたちを送迎した保護者も一緒になって遊び、今春、開学したばかりの大学に「こんな学校で勉強できる学生は幸せ」と地元にできた大学を喜んでいた。
来年1月29日にも同様の内容でもう一度、サイエンスフェスタを開く。まだ定員に余裕があり、参加申し込みは地域連携キャリアセンター(0256-47-5513)へ。参加無料。