新潟県三条市出身のジャズシンガーでフリューゲルンホルン奏者のTOKU(トク)さん(48)の6年ぶりとなるふるさと三条市でのコンサート「TOKU X'mas concert」が21日、三条市体育文化会館で開かれ、約350人が来場して音楽で一足早くクリスマスムードに酔った。
TOKUさんは2000年にデビューし、平井堅、今井美樹、大黒摩季、佐藤竹善などのアルバムにも参加。近年は海外でも積極的に活動を展開して活躍のフィールドを広げている。
三条市は2011年、さらに三条市合併10周年記念で2015年にもTOKUさんのコンサートを開いている。今回はTOKUさんの支援者が実行委員会を組織して開いた。
自主レーベルからTOKUさん初のクリスマスアルバム「Season's Greetings」を発売したばかり。その収録曲「It's Beginning to Look a Lot Like Christmas」のミュージックビデオを上映で幕を開け、収録曲をはじめクリスマスソング、スタンダードナンバーなどをピアノ小沢咲希さん、ベース高橋陸さん、ドラム小名坂誠哉さんといずれも20代の若いメンバーと4人で演奏した。
MCは「なじら?」の方言で始めて会場をわかせ、久しぶりの地元でコンサートに緊張すると言いながらもステージではプレーヤー同士でコミュニケーションをとって演奏。途中でベースの高橋さんと2人でステージ前に立ってマイクを使わずに歌い、途中でTOKUさんがベースを弾く高橋さんがTOKUさんのマイクで歌って笑いを誘う場面もあった。
最後はこのコンサートに力を貸してくれた新旧の三条市長に感謝。コンサート後は会場で販売したアルバムが完売し、TOKUさんにサインしてもらおうと長い列ができていた。