市民限定で2年ぶりの三条市元旦マラソン (2022.1.1)

新潟県三条市の元旦マラソン大会が1日、参加者を市民に限定して2年ぶりに開かれ、545人がエントリーして氷点下の元旦に走り初めした。

2年ぶりの三条市元旦マラソン大会

毎年恒例の元旦マラソンだが、昨年は新型コロナウイルスの感染防止のため中止し、2年ぶりの開催となった。これまで参加者の居住地に制限はなかったが、今回は感染防止のため市民に限定した。

そのため、2年前の前回大会は過去最多の1,770人がエントリーして1,949人が参加したのと比べると大きく参加は減った。

当日参加はできず事前申し込みに限り、記録計測チップも事前に参加者に送付して受け付けが密集しないようにした。当日も開会式や表彰式を行わないなど感染防止対策を徹底した。

滝沢市長があいさつ

3km239人、5km80人、10km137人、歩け歩け（3km）27人、親子でチャレンジ2020（親子の部）62人がエントリーした。

滝沢亮市長は「とにもかくにも安全第一、体調第一でよろしくお願いします。それでは皆さん、2022年、幸先のいいスタートを切っていきましょう」とあいさつし、種目ごとに午前9時から順に発着点を三条市体育文化会館をスタートした。

午前9時の三条市の気温は−0.9度。道路は凍結し、青空がのぞくこともあれば、雪が降ったり、強い雪で地吹雪になったりと最悪とも言えるコンディション。防寒着を着込む人もいれば、半袖、短パンでガチで走る人もあり、それぞれに元旦のランを五感で楽しんでいた。

滝沢市長も3kmにエントリーしてスタート

滝沢市長は中学校時代は陸上部で800mなど中距離種目に取り組んだ。三条市元旦マラソンに初出場し、この日は3kmに出場。ことしも1月2、3日と行われる箱根駅伝に出場する燕市出身の3年岸本大紀選手（青山学院大学）は同じ県立三条高校出身でもあり、「岸本選手に負けないように頑張る」と張り切ってスタートした。転ぶこともなく無事に完走し、「多くの方に応援いただき、いい正月になった」と息を弾ませた。

「3km高校生以上29歳以下男子」で10分32秒のタイムで1位になった東洋大2年駒形知季さん(20)は、小学5年生から三条市元旦マラソンに出場し、ことしで9回目になった。「去年は本当に出たかったのに、コロナでなくなっちゃって。みんな楽しみにしてた大会だったの。ことしは復活してうれしい。ことし開催できたことに感謝し、来年も続けてもらえたらうれしい」と話した。

仮装した選手も

小中高と陸上を続け、岸本選手は三条高校陸上部のひとつ上の先輩。ふたつ上の先輩、新潟市出身の中央大学4年倉田健太選手(22)も箱根駅伝で補欠でエントリーしており、「先輩も応援してもらえたらうれしい」と今度は先輩をテレビの前で応援する。各種目3位以上は次の通り。敬称略。