新潟県新潟市西蒲区岩室温泉の「新潟市岩室観光施設 いわむろや」は、新年は2日から営業しており、2、3日は恒例の鉄道ジオラマ走行会が開かれている。
新年営業初日は毎年、もちつき大会を開いていたが、新型コロナウイルスの感染防止のため昨年に続いてことしも中止。代わりにことしは先着100人に菓子の振る舞いを行った。
鉄道ジオラマ走行会は、新潟市の鉄道模型愛好者2人でつくる「鉄道ジオラマ新潟」が主催。いわむろやでは正月、大型連休、盆と帰省シーズンに合わせて年3回の開催を恒例にしている。
この正月も例年通りに開催。Nゲージと呼ばれる150分の1のスケールの鉄道模型を持ち込み、全周約15メートルの3線エンドレス運転を行っている。沿線の風景もジオラマでリアルに製作。先頭車両に設置したカメラが映す画像をモニターに映しており、本物の電車の運転席から見ているような気分にさせられる。
電車のコントロールには、テレビゲームの鉄道シミュレーターのコントローラーの中身を入れ替えて製作するなど工夫を凝らしている。
とくに男の子が鉄道模型に目をくぎ付けで、文字通りに飛び上がって喜ぶ子どもも。そのうちに隣りで見ていたお父さんも目線を下げて観察するなど鉄道模型の魅力に引き込まれていた。