2、3日と行われた箱根駅伝で青山学院大学は10時間43分42秒の新記録で2年ぶりの6度目の総合優勝を飾った。復路7区では新潟県燕市分水地区出身の3年岸本大紀(ひろのり)選手(21)が1時間2分39秒の区間賞で快走し、総合優勝に大きく貢献した。
岸本選手は2位の駒沢大学に3分18秒差で受けたたすきを4分51秒差に広げて8区につないだ。岸本選手は昨年は故障で出場できず、2年ぶりの出場。2年前は1年生ながら「花の2区」を任されて6人抜きを演じて大きな注目を集めた。
岸本選手と同じ県立三条高校から青学へ進んだ加茂市の五十嵐裕幸副市長(64)は、「頑張りました。去年はけがに泣いたようだが、ことしは会心の走り。県央の誇るべき人材」と岸本選手の活躍を喜んだ。
自身も三条高校時代に陸上部に所属し、1,500mに取り組んだ。毎年、正月は箱根駅伝をテレビ観戦する。「わたしの大学時代、青学は駅伝の“え”の字もなかった」だけに、近年の活躍は「画期的なこと。ぜひとも来年も頑張ってほしい」と今後の活躍も楽しみにしている。