官公庁仕事始めの4日、新潟県三条市の滝沢亮市長は職員に対する年頭のあいさつを行い、新たなチャンレジとそれと相反するかのような“やらない勇気”を求めた。
滝沢市長は、年末年始は降雪は少なく、感染者の発表もなく、三条市の感染発表ゼロが間もなく3カ月になることを喜び、「ことしも市民に安心安全をお届けできるよう頑張っていきましょう」と求めた。
自治体は売り上げを目標としないが、「チャレンジをして、きのうとは一歩でも二歩でも違うほんのちょっとでも前に進む、そのような組織ではないとこれからの時代、どこの基礎自治体も、とくにわれわれのような地方にある自治体は生き残っていけない」と話した。
自身もアイデアを出すが、ひとりでは限りがあり、「皆さんの力をわたしも借りたい。借りる必要がある」とし、「一人ひとりが主役と思って、どうすれば三条市が、市役所が一歩でも二歩でも前に進むことができるのか、もっともっと選びたくなるまち三条に向かっていけるのかをしっかりと考え、しっかりと提言して声を上げて一緒に実現していきましょう」と鼓舞した。
取捨選択がこれまで以上に大事になり、やらないことを選択していくのは怖いことだが、「勇気をもってそれを決めていくというのもこれからの時代、とくに大切になるり、それを1日でも1年でも早く決断できることが三条市がもっともっと筋肉質で強い組織になっていく、そして選びたくなるまちになっていくためにも大事だと思っている」。
「勇気をもって新しいことをチャレンジする。そしてやらないことを選ぶことにもチャレンジする。2022年はこの二つ、決して矛盾するわけではない。しっかりと皆さん自身、わたしは信頼しているので、わたしがきょう申し上げたことがどういうことなのかをしっかりと考え、自分なりに結論を出してまたチームで話し合って、市役所全体で話し合って、もっともっといい組織に、選びたくなるまち三条を一緒につくっていきましょう」と求めた。