新潟県弥彦村とふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営する株式会社さとふる(藤井宏明代表取締役社長・本社:東京都中央区)は、 寄付金の使い道に応じて事業を立ち上げ、寄付を募る「さとふるクラウドファンディング」として、弥彦村で20年以上続く有機栽培米の生産拡大を通じて地域の豊かな自然環境を子どもたちへ残すための寄付の受け付けを12日、開始した。
弥彦村では、 20年以上前から一部の水田で農薬や化学肥料を使わない有機栽培を行っているが、米を一部の水田で生産している。有機栽培は農薬を使わず人の手で除草しているため、人手不足や経費高騰から栽培面積の拡大が難しい状況にある。
有機栽培による安全でおいしいコメを作り続けることで、 子どもたちへ豊かな土や清らかな水を残すため、有機栽培米の生産を拡大しようと「さとふるクラウドファンディング」で寄付を募ることにした。集まった寄付金は除草機の購入や弥彦村産有機栽培米のブランド化、広報活動などに活用する。
「さとふるクラウドファンディング」は、 クラウドファンディング型ふるさと納税サイト。サイト上で具体的な寄付金の使い道から寄付先を選択でき、自治体への応援メッセージの投稿や集まった寄付金額をいつでも確認できる。
弥彦村はメッセージで「弥彦村のプロジェクトを皆さんから支えていただき、 点から面へ拡大していけるようご支援をお願いします」と寄付を呼びかけている。また、寄付はさとふると業務提携しているクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」からも申し込みできる。