新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が急拡大するなか、新潟県三条市は18日、学校や保育所で感染者発生した場合は原則3日間、休校、休所する措置を行うと発表した。
滝沢亮市長が臨時記者会見を行って明らかにしたもの。学校や保育所が休みになると保護者が家にいる児童生徒のために仕事を休む必要があり、滝沢市長は「保護者や事業所に不便をかけるので予測可能性を伝えるため」と話した。
1月の三条市内の陽性者は47人で、うち中学生以下は11人。17日までに3小中学校と1保育園で休校や休園の措置を延べ7日間、行った。保健所が行うPCR検査とは別に必要により市が独自に範囲を広げて実施したPCR検査は、延べ360件を数えた。
会見では「三条市は子どもたちを守ります」のスローガンを掲げ、長谷川正二教育長と栗林明子教育部長も同席。感染予防の取り組み、5歳から11歳のナワクチン接種を3月下旬に開始できるように準備を進めていること、三条市立大学一般選抜を感染予防をしつつ多くの人から受験してもらうため、仙台、東京、大阪会場3つの学外会場を設けるとした。
さらに自宅療養者と濃厚接触者の生活支援に必要な食料品や日常生活用品などの宅配を行っている「ほっとデリバリー」、燕三条地場産業振興センター内に開設された県のPCR検査所、県のまん延防止等重点措置適用後の市の対応、市役所の分散勤務の再開などについて話し、市民の理解、協力を求めた。