「大寒」の20日、18日から降る雪はひとまず収まったが、三条市の消防本部(南分遣所)の観測では、午前9時の積雪は24時間で11センチ増えて20センチとなった。
明け方の最低気温は−1.1度、正午までの最高気温は1.3度。風も収まっており、1年で最も寒さが厳しくなるころとされる「大寒」だが、比較的、穏やかな天気になっている。
20日午前5時20分の新潟地方気象台の発表では、新潟県は20日夜遅くにかけて大雪による交通障害に注意、警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意を呼びかけた。
日本海には低気圧があって南東に進んでいる。20日は北陸地方の上空約5500メートルに氷点下36度以下の強い寒気が流れ込むため、冬型の気圧配置が強まり、新潟県では大気の状態が非常に不安定となる。冬型の気圧配置は21日にかけて続く見込み。
21日夕方にかけて山沿いを中心に大雪となり、20日は平地でも大雪となり、短時間で積雪が増えるおそれがある。21日午前6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多い所で、下越で平地25センチ、山沿い50センチ、中越で平地30センチ、山沿い70センチ、上越で平地35センチ、山沿い70センチ、佐渡で10センチ。