三条市議選(4月10日告示・17日投開票)に新人の竹山嘉一(たけやま よしかず)氏(41)=三条市条南町=が5日、記者会見を行って立候補を正式表明した。森裕子参院議員の秘書で立憲民主党の党員だが、無所属で出馬する。
竹山氏は県立三条高校、拓殖大学経済学部を卒業後、主に東京の会社に勤務した。三条市議を3期、新潟県議を2期務めて10年前に死去した竹山昭二氏の弟の長男。その影響で政治に興味をもった。
昭二氏が小沢一郎衆院議員を敬愛したこともあり、2017年、18年と小沢一郎政治塾に学んだ。3年前に地元へ戻って森氏の地元秘書に。いずれは竹山氏も政治の道へ進むと見る人は多かった。
会見では3つの政策を示した。「たくさんの人が集まるまち」として、空き家を生かした移住の促進や本寺小路の観光地化、「安心して意欲高く働けるまち」として異業種間のコラボレーションによる商品開発支援や中心市街地空き店舗を活用した企業支援の拡充、外環道の整備、「子育て世代と高齢者にやさしいまち」で子ども医療費助成や子どもたちを育てる公的支援の拡充などを掲げた。
さらに「市議会は行政をチェックする立場だが、いろんな提言をしていきたい」として一人ひとりのアイデアをわくわくしながら語り合う「語り場」を定期開催する。
キャッチフレーズは「さあ、ワクワクする三条へ!!」。竹山氏は「ものづくり技術や豊かな自然、新潟市へも車ですぐ行ける場所にあり、バランスのとれたすばらしい町。三条のもつ大きな潜在力を最大限、発揮することによって少子高齢社会に立ち向かっていかなければならない」、「子どもや孫の時代に自信をもって残している三条にしたいという強い気持ちから立候補することにした」と決意を述べた。
竹山氏は燕三条青年会議所を卒業、三条商工会議所青年部に所属。後援会長は、燕三条青年会議所で同期だった農業飯塚英晃氏(40)。