新潟県燕市は来年度、国民健康保険税率の引き下げを行い、1年間で1世帯平均約1万円、引き下げる。令和2年度決算額で燕市の税額は県内20市中1位だったが、この引き下げにより7位の水準になる。引き下げ総額は約1億円。
9日に鈴木力市長が行った令和4年度当初予算発表の記者会見で明らかにした。
数年前に県が国保財政の運営主体となり、加えて燕市の医療費適正化の取り組みが県内で1位になったことによる交付金の増額などで財政運営の健全化が図られたことから、県内のほかの市とのバランスを考慮して国保税率を引き下げることにした。