新潟県田上町の「道の駅 たがみ」は、10日から27日まで文字通り「馬場駅長が行ってよかった道の駅フェア」と題して栃木県益子町の「道の駅 ましこ」の「いちごフェア」を開き、地元では手に入らない益子産の特大ブランドイチゴを取り寄せて販売している。
仕入れたイチゴは3品種。6粒入りパックで「スカイベリー」を税込み950円と「とちおとめ」を870円で販売。「とちあいか」はまだ入荷していないが、800円から900円ていどで販売する。
「道の駅 ましこ」が仕入れているのと同じ農家から直接、送ってもらっているので、新鮮さもどれも大きさ、美しさ、おいしさとも申し分ない。なかでも際立つのはその大きさだ。
粒は縦が5センチ以上、重さは40〜50グラムもあって、ずしりとくる重さだ。玄関を入って正面に並べているの、来店者はもれなく見たこともない大きさに目を見張っていた。初日10日は入荷した20パック近くを完売した。
あわせてスカイベリーのチョコサンドクッキーとベイクドショコラ、栃木イチゴのクランチショコラ、さらに栃木産のワイン、レトルトカレー、焼き干しいも、リンゴジュースなど栃木の加工商品も集めて販売している。
また、イートインコーナーの「たがみの食堂」では、週末限定で宇都宮のギョーザ3個を250円で提供。栃木の「スカイベリー」と「とちおとめ」、それに田上産の「えちごひめ」の3品種のイチゴの食べ比べも用意する。
「道の駅 たがみ」の馬場大輔駅長は昨年秋、「道の駅 ましこ」を訪れた。益子は益子焼きで知られる民芸の町。6次化産業に力を入れた町づくりを進め、その地域への思いを「道の駅 ましこ」が形にしている。
民芸の町を感じさせる建物や風土、道の駅と行政が一体となった取り組み、イキイキと道の駅を運営するスタッフなど、馬場駅長は「道の駅 ましこ」の魅力にひかれた。
今回のフェアの実現を前提にことし1月にはスタッフと4人で「道の駅 ましこ」に打ち合わせと研修に訪れ、加工場も見学させてもらい、町との取り組みの実情も教えてもらった。
タイトルにしたように「馬場駅長が行ってよかった道の駅フェア」シリーズとして、今後も馬場駅長がいいと思った各地の道の駅のフェアを計画中。沖縄、愛知、四国などの道の駅にねらいを定めている。今回はその皮切り。馬場駅長は「ほかの道の駅に学んで、地域の道の駅として成長していきたい」と話している。