新潟県三条市下田地区を拠点とする3人制プロバスケットボールチーム「SANJO BEATERS.EXE(サンジョウビーターズドットエグゼ)」は3日、勝負ごとにご利益があるとされる上越市・直江八幡宮を参拝し、日本選手権大会ファイナル初優勝を目指して初めて必勝祈願を行った。
三条ビーターズは新潟県初の3人制プロバスケットボールチーム。スポーツによるまちづくりをと2019年に設立され、現在は選手やスタッフ13人が在籍する。チームコンセプト「半農半バスケ」。田植えや稲刈りの農作業を行いながら地域貢献と自己実現の両立を目指して活動している。
直江八幡宮は、源義経がよろいを奉納し、かぶとを境内の池に投じて「武運長久」を祈ったと伝わり勝負ごとにご利益があるとされる。
必勝祈願は、選手4人と柴山昌彦オーナーが参拝。雪が降り続く境内に太鼓の音が響いたのを合図に、約15分の祈とうが行われた。
神事のあと柴山昌彦オーナーは「選手スタッフが1年、けがや事故がなく過ごせるよう祈願した。ことしの初戦は日本選手権ファイナル。弱者の戦略で日本一のブレックスに勝って優勝したい」と話した。
諏訪間雄大(すわま ゆうだい)選手(22)は「あらためて身が引き締まる思い。自分の力を最大限に出せるよう、引き続き練習に励みたい」と意気込みを語った。
昨シーズン、三条ビーターズは中日本大会で敗退した。今シーズンは前年に敗れたチームにリベンジを果たし、日本選手権大会出場への切符をつかみ取った。
日本選手権大会は2月26日(土)、27日(日)の2日間、東京・新宿住友ビル三角広場で開かれる。三条ビーターズは26日の第1試合で優勝候補の「UTUNOMIYA BREX.EXE(ウツノミヤブレックスドットエグゼ)と対戦する。リベンジを果たし、挑戦者としてさらに闘いを挑む。