三条市建設課では、これまで10人の職員の新型コロナウイルス感染がわかったが、25日はさらに3人の感染がわかった。これで13人が感染するクラスターとなった。
新たに感染がわかったのは、市内在住の40代男性と50代男性、市外在住の40代女性の3人。建設課では22日に1人、24日に9人の感染がわかった。この10人の行動履歴を確認し、濃厚接触とはならないまでも接触のあった職員にまで範囲を広げて独自のPCR検査などを行った結果、新たに3人の感染がわかった。
検査で陰性が確認された職員も念のため、27日まで自宅待機して健康観察を行うよう指示した。建設課は関係者以外立ち入り禁止のテープを張っている。建設課の業務の再開は27日に判断する。そのほかの市役所業務は通常通り継続する。
感染者はいずれもほぼ無症状。三条市役所では、定期的に消毒や換気を行い、職員は対面せずに同じ方向を向くように机を並べるなど、感染防止対策を徹底している。それでもクラスターが発生したとなると、こうした感染防止対策も焼け石に水だったわけで、オミクロン株の感染防止対策の難しさが表れている。