日本共産党三条市委員会(小林誠委員長)は2日、記者会見して三条市議選(4月10日告示・17日投開票)の立候補予定者3人を発表した。
立候補するのは、現職の5期目の小林誠氏(62)と3期目の坂井良永氏(72)、元職の武藤元美氏(65)。武藤氏は市議を2期、務めたが、がんで病気療養のため引退して前回の市議選には立候補しなかった。代わりに旧三条市時代から市議を7期、務めた現職の西沢慶一氏(81)が出馬し、8期目の当選を果たした。
しかし、いわばリリーフだった西沢氏は年齢や体調の問題もあり、次の市議選に向けて西沢氏の地盤から立候補する人をと何人か名前が上がったが、最終的に武藤氏に「やっと決意してもらった」(小林氏)。
武藤氏は「国が10年以上も時間をかけて日本中の病院を減らそうという作戦を展開している。病院問題が出馬のいちばんの引き金になった」と話した。
小林氏は、昨年12月に行った市民アンケートでも医療、病院の問題の関心が高く、県央基幹病院の開院と同時に三条総合病院の閉院する方針が決まったことなど、「多くの市民が知らないうちに進めていいのか」と疑問を示した。