3月3日は「桃の節句」で「ひなまつり」。旧齋藤家別邸(新潟市中央区西大畑町)で3月21日までひなまつりが開かれており、江戸時代の享保雛(きょうほびな)をはじめ数々のひな人形が華やかに彩っている。
毎年恒例のひなまつり。ことしも江戸時代に新潟で廻船問屋「間瀬屋」を営んだ鈴木家に伝わる昭和初期のひな人形、江南区大江山大渕の地主・渡邊家に伝わる江戸時代の享保年間(1716-36)ごろから流行した享保雛をはじめ、さまざまな時代、様式のひな人形が並んでいる。
ことしは明治期に活躍した古町芸妓、佐藤しんが所有していた明治から昭和初期の多種多様なひな人形を土蔵で一堂に展示。また、国の名勝に指定された「旧齋藤氏別邸庭園」の庭園と建物をスタッフが1/125サイズで手作りした模型の展示や、ひな人形が茶会を開いているように茶室にひな人形を並べたユニークな展示も行っている。
毎日午前9時半から午後5時まで、最終日は午後3時ごろまで。観覧料300円。問い合わせは旧齋藤家別邸(電話:025-210-8350)。