燕商工会議所青年部(鈴木康仁会長・会員120人)は、このほど令和4年度会長に現副会長の株式会社エンテック代表取締役の関藤紘希(せきふじ ひろき)さん(39)=燕市花見=を決めた。任期は来月の4月から1年間。
関藤さんは富山県射水市出身で、東京都の立正大を卒業し、東京都内の企業に就業後、結婚を機に妻の実家の家業である株式会社エンテックに就職した。
株式会社エンテックは、プラスチックのレンゲや皿を中心にプラスチック製造業を営んでいる。関藤さんはの2020年に代表取締役に就任した。
11年に燕商工会議所青年部に入会。2年度は研修委員会委員長、3年度は副会長に就き、会長の鈴木康仁さん(39)=スワオメッキ常務取締役=の「恩返しと進化」のスローガンのもと、40周年記念事業などを成功させてきた。
1月に行われた臨時総会で関藤さんは令和4年度スローガンについて「『深化』と『変化』」を掲げ、40年の歴史を経ても変わらないYEG魂を受け継ぎ、燕の磨きの技術に準えて、不変の中にもより深く濃密な変化を積み重ねていくことを考えてこのスローガンにしたと話した。
さらに、そうやって活動を深化させることで組織の土台を強化し、これまでの活動に磨きをかけるとともに、小さな変化でも今までにない活動を少しずつ積み重ねることでそれがいずれ大きな変化になり、新たなYEG像を作り、次世代にバトンを渡していきたいと語った。
委員会については、現状の5委員会体制を維持しつつ、今年度同様の政策提言委員会、経営研修委員会、PR委員会のほかに、新たに燕市全体の地場産業を活性化させることを目的とした地場産業活性委員会や交流を進めていく交流委員会を新設し、令和4年度の活動に取り組む。
そのうえで、関藤さんは、メンバーがいるからこそ活動できるという思いからメンバーがのびのびと活動できる一年にしていきたいと述べ、さらにそれらの中で自社業の発展、ひいてはこの地域の発展につなげていきたいと来年度の見通しを語った。2022年度の主な役職の組織構成は次の通り。敬称略。
【会長】▲関藤紘希
【副会長】▲深海隆義▲佐野哲郎▲坂井真和▲添田昌宏▲丸田修司
【委員長】▲宗村亜登武(政策提言委員会)▲山川哲平(研修委員会)▲渡辺学(交流委員会)▲松原充(PR委員会)▲佐野大輔(地場産業活性化委員会)
【常任理事(直前会長)】▲鈴木康仁
【監事】▲高山雅道▲樋山義和