新潟県三条市の市議選(4月10日告示・17日投開票)で2期目を目指す現職の岡本康佑(おかもと こうすけ)氏(38)=西本成寺1=の事務所開きが12日行われた。
岡本氏は三条市生まれで南小学校(今の嵐南小学校)、第一中学校、三条高校、日体大を卒業し、家業の有限会社岡本運送に勤務。菊田真紀子衆院議員や杉井旬県議会議員の選挙運動を手伝った経験がある。2020年11月の市議選補選に出馬し、初当選した。
事務所開きには感染防止対策もあって制限した支持者ら20人ほどが出席。前回に続いて後援会長を務める竹内誠氏(48)は、「子育て政策についてはほぼ達成できたと思う」、「たった1年半でこれだけの成果をあげるのはすごい」と高く評価し、「ぜひ今回も市議会に送り出したい」と願った。
来賓の滝沢亮市長は、三条高校で岡本氏の2つ下の後輩にあたり、「子育て世代を含め、多くの人が、多くの市民がこのまちで暮らしやすくなるような、幸せになるようなまちにしたいというような気持ちというのは意見交換させていただくたびに感じる」。今度、当選すれば4年の任期になり、「4年という時間を使って、三条市を今後どういうまちにしていくか、そのビジョンについてもぜひアドバイス、ご指摘、厳しいご意見をいただきたい」と健闘に期待した。
杉井県議は、若い世代が指導者が生まれず、三条市議会でも30代は滝沢市長と岡本氏しかいないことを指摘。岡本氏は市議会で「毎回、一般質問をし、それもただ聞くだけじゃなくちゃんと問題提起し、問題意識があり、そういうしっかりとした質問をもう6回もやっている」とし、「彼をここで変な失敗をさせるわけには絶対にいかない」と支援を求めた。
岡本氏は決意表明で、これまで市議会の一般質問で、医療費助成、発達障害、通学路に防犯カメラの設置、スマートフォンを使った非接触の学校の欠席連絡、三条市総合計画にからめた人口動態、電子図書館の設立、部活動の地域移行などを取り上げたことを振り返った。
「世話になった世代の人たちをもっと支えられるような土壌をつくりたいと思ったから子育て現役世代や働く世代の人たちの利便性の向上をどんどん訴えに行き、そういう思いで2期目をやらせていただこう、挑戦させていただこうと思っている」。
さらに「どんどん提案していくいる議員が、これからこの三条市には必要で、私はその1年半でやってきた自信もある」とし、「正直どこまでできるかわからあい。ただ、私のしっかりとした、こういう方向性を皆さんで共有していただき、何とか次の4月には必ず市長と相対した議会の場に私を送り出していただきたい」と述べた。最後はガンバローコールで締めくくった。